ワーママが避けては通れない、子供の熱とお仕事の問題。
特に保育園に預けはじめたばかりのころは、こどもは頻繁に熱を出します。
復帰後間もないのに…
休みすぎてクビになったらどうしよう…
上司へ休みの連絡が憂鬱だ…
こんな悩みを抱えるママは多いのではないでしょうか。
実際に、子どもの熱による急な欠勤でクビになる事例もあるようです…
わたしは看護師として働いていますが、両実家とも遠く、預けることができる知り合いも周りにいません。
復帰後は子どもの熱で仕事をどうしよう…と悩むことが沢山ありました。
しかしその経験の中で、
- 欠勤を減らすため日頃から備えておく
- マナーのある休み方で周囲を味方につける
ということが大切だと実感しました。
また、2回の転職経験から子どもの都合による急な休みでも働きやすい職場には特徴があることも分かりました。
参考:1歳子持ちママナースが病棟に転職し感じたメリット。子どもが小さいときの働き方。
- 子どもの熱によるお仕事のお休みに備えて事前に準備できること
- 子どもが熱を出した!職場への具体的な連絡方法
- 仕事を休んだら職場で辛い目に…どんな職場に転職するべきか
まだまだ熱を出した時の対応はすべてママ任せ…
という家庭も多いと思いますが、少しでもパパに頼れるような工夫も触れていきます。
仕事を休まないように、子どもが熱を出す前に備える
夫と受診方法・子どもの体調を共有しておく
育休中だと、子どものことは基本ママがするような風潮になってしまいがち。
パパは子どもの病院受診に行ったことがない!
ということもあるのではないでしょうか…
しかし、共働きとなるとパパが受診する可能性も出てきますよね。
子どもの事はママと同じレベルで把握しておく必要があります。
子どもの体調の共有
受診はしたけれど、診察の時に何も答えられない…では困ります。
忙しいとなかなか共有が難しいですが、
おすすめの方法は保育園の連絡帳の記入を一緒にすること。
食事、排便、体温、様子といったことを記入すると思います。
どれか一つでもパパ担当にすると連絡帳を読むきっかけになります。
例えば、
- 朝の体温はパパが測って記入する
- ○曜日分はパパが全部記入する
のようにあらかじめ決まりを作るのがおすすめです。
受診方法の共有
仕事復帰前に、子どもの受診に必要な情報をひとまとめにして共有しておくのがおすすめです。
例えばこのような項目があります。
- 診察券・保険証・医療証の場所
- お薬手帳の場所
- かかりつけ医
- 受診時の持ち物(ミルク、おもちゃなども)
- 移動手段(ベビーカー・抱っこひも・車etc)
- 雨の日の移動手段
- 予約時間
- 診察スタート時間
冷蔵庫など、見える場所にまとめて書いておくのも良いと思います。
子どもが熱をだして看病で疲れ果てている状況では、この程度の説明も大変です。
可能であれば、ママの職場復帰前にパパも子どもの病院受診の経験を積んでおくとなお良しです。
ワクチン接種や検診なら、子どもの体調の問題ではないので初めてのパパも行きやすいと思います。
夫と仕事の情報共有
日頃から積極的にコミュニケーションをとり、お互いの仕事状況を把握しておきましょう。
○月に大きなプロジェクトがあってその前は忙しい。
△曜日は会議があるので必ず出席が必要。
○曜日は人が少ないので休みにくい。
このように休みにくい時期があればあらかじめ共有しましょう。
共有のカレンダーを用いて把握することも良いです。
最近では便利な予定共有アプリもたくさん出ているので活用しましょう。
病児保育室やベビーシッターの見学・契約
どうしてもパパママのお休みが取れない事もある…
という方は病児保育を利用することもできます。
病児保育室は市のホームページで検索が可能です。
地区によっては定期的に見学会が開催されます。
見学会がない場合も、気になる場合は病児保育室に問い合わせて見学できないか確認してみましょう。
また、近くに病児保育室がないという方はベビーシッターを利用することもできます。
内閣府の補助対象である場合もあります。
利用条件があるのでチェックしておきましょう。
病児保育室も、ベビーシッターもあらかじめ登録が必要なことがほとんどです。
可能であれば、仕事復帰前に見学・登録できるといいでしょう。
急なお休みをする時の職場への連絡方法を確認
職場で決まっている連絡ルールがあれば、それに従うようにしましょう。
所属長に聞くのが確実ですが、聞きにくいときはお子さんのいるスタッフに確認すると、その部署の連絡ルールを具体的に教えてくれます。
以下の点を確認しましょう。
・小さい子どもがおり病気で急なお休みを頂くかもしれないことを伝える
・連絡してよい時間帯(カンファレンスや引き継ぎなど避ける方がいい時間帯)
・連絡先の番号
また、保育園で熱を出す事もあります。
連絡のルールがある場合は、保育園の先生へも具体的に伝えておきます。
子の看護休暇など職場の制度を確認
取得する際の規約や、手続きなど事前にチェックしておきましょう。
正社員に限らず、ほぼすべての雇用形態の従業員が利用できます。
パートやアルバイトでも取得可能です!
わたしもパート勤務ですが取得しています。
直属の上司にはこのような制度については聞きにくいこともあります。
- 入職オリエンテーションで総務の人に確認する
- お子さんのいる同僚に聞く
これらの方法で、熱を出してお休みする前に把握しておきましょう。
子どもが熱を出したら、早めの報告・相談・受診
職場にお休みの連絡、次の勤務日の相談
病棟の決まりもあるかと思いますが、なるべく早めに、具体的に状況説明をしておきましょう。
わたしは、子どもに38度以上の熱が出勤前日にあれば、出勤前日の日勤帯のうちに連絡しています。
日勤帯の方が役職者が多く、シフト調整しやすいためです。
以下のことを報告、確認しましょう。
・第○子
・○度、その他症状
・いつ病院受診するか
・子どもの受診後の報告はいるか
・次の勤務日の相談
(受診後に改めてすることが多いです)
早めに病院受診(母子ともに)
子どもが熱を出すと、高確率でママにもうつります…
小児科によっては保護者も一緒に受診できるところがあります。
少しでも症状があれば、ママも診察してもらい解熱剤や対症療法の薬を一緒に処方してもらいましょう。
また、看病で疲れているときは家事はほどほどに、、、
ごはんも手抜きで乗り切り無理は禁物です!
参考:【ご飯作りたくない病】子どもが食べなくてストレス…共働きワーママの対処法
今後の休みの予定を家族と話し合う
パパとママで休みの調整や、病児保育利用の話し合いをします。
日頃の話し合いが、いざ子どもが熱をだした状況で生きてくるはずです。
やむを得ない欠勤でクビになりそうなら、転職も考慮する
子どもの熱でお休みして、心ないことを言われることもあるかもしれません。
そんな場合は転職という手もあります。
子どもの体調不良に理解のない職場は、長い目で見ても働きやすい職場とは言えません…
退職が決まっていなくても、転職サイトに登録は可能です。
子育てしながら働きやすい職場について情報収集したり、違う病院で働く人から話を聞いたりしましょう。
わたしの過去の転職経験から、子どもの熱にも寛容な、子育てしながら働きやすい職場の特徴を挙げます。
- 上司にパパ・ママが多い(師長さんがママ、パパだと最強です)
- スタッフの人数が多く、急なお休みでも職場内が対応しやすい(日々の受け持ち患者人数に無理がない)
- スタッフが少なくマンパワーがたりない場合は、他部署からの応援など臨機応変な対応をしている
- 子の看護休暇の制度があるだけでなく、実際にスタッフが取得している
- お休みした場合、子の看護休暇の制度について直属の上司から説明してくれる
出勤できるようになったら同僚へ感謝の気持ちを伝える
お休みのあとの出勤では、上司や周りのスタッフに「急なお休みを頂いてしまってすみませんでした。」と挨拶をしましょう。
こういった心遣いが、大変であってもお互い気持ちよく仕事ができることに繫がります。
周りの人への感謝を忘れずに、お仕事も子育ても頑張っていきましょう!
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