- 早すぎる妊娠報告で万一のことがあったら…
- 報告せず体に負担のかかる処置をし続けるのも不安…
- 報告してマタハラにあったらどうしよう…
わたしは看護師をしながら3度妊娠。
うち2度は流産を経験しています。
この記事では、わたしの3度の妊娠経験をもとに、
- なぜ妊娠報告時期は5週でも早すぎないか
- 報告してマタハラ被害にあった場合の対処法
をお伝えします。
わたしの経験上の結論としては
- 妊娠5週でも報告するべし
・師長へは早めに
・周りのスタッフへの報告時期についても相談 - マタハラからは逃げるべし
・上司や病院の相談窓口へ
・退職して働き方を見直す
看護師の妊娠に関してはこちらの記事も参考にしてください。
参考:病棟看護師の妊娠中の働き方。避けるべき業務と好印象な伝え方を解説。
参考:看護師の妊娠報告、師長へは何て言う?【嫌味を言われても気にしない】
心拍確認前、早目の報告後に流産…後悔するか?
早めの報告が不安なのは、
報告のあとにもしも流産してしまったら…
という状況を考えてしまうからです。
わたしは3度の妊娠すべて検査薬のみ陽性で、
心拍確認前でしたがすぐに報告(妊娠5週目)。
その後2度は初期の流産を経験しました。
結論から言うと、全く後悔していません。
- 伝えずに何も対処せずに流産した後悔
- 伝えて対処をしてもらった上で流産して気まずくなる後悔
この二つを比較したら、断然前者の方が辛いと思うんです。
上司からも、
「早めの報告の方が対処がしやすくありがたいよ。」
と言われました。
報告後、上司の心ない言葉で嫌な思いをする人が一部いるのは事実です。
…が!
ほとんどは、おめでとう&心配する声なので恐れずに!!
わたしの経験から、おすすめの報告時期を解説します。
妊娠検査薬で陽性になったら師長へ報告
陽性になったら、師長や一部の信頼できるスタッフへ報告しましょう。
わたしの場合は
- 師長
- 特に仲の良い同期数人
に報告しました。
師長に報告する際はこのように伝えました。
妊娠検査薬で陽性になりました。
○月○日に病院受診の予定なので、また改めて報告します。
体調不良でご迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
すみません。
参考:看護師の妊娠報告、師長へは何て言う?【嫌味を言われても気にしない】
師長に早めに報告する理由は、
- 勤務表作成がある
(夜勤の免除や周りのメンバーに配慮してもらう必要がある) - つわりによる体調不良が出てくる
- 急なお休みでも、師長が事情を知っていると対応しやすい
- 師長が知っていることで精神的に安心できる
また、師長以外でも信頼できる上司や同僚には伝えておくと良いです。
- 力仕事
- 放射線を扱う業務
などの、避けた方がいい業務を変わってもらいやすく安心です。
まだ病院にも行っていない段階で伝えることに気が引けてしまう気持ちも良く分かります。
しかし、
何も知らず無理をさせてしまって後から後悔するよりも、
早めに対応できた方が周りのスタッフとしても安心です。
心拍確認後、または母子手帳受け取り後にスタッフへ公に報告
流産のリスクが下がるといわれ、多くはこの時期に母子手帳を受け取るように医師から指示されます。
心拍確認後にはスタッフへ公での報告がおすすめです。
- 師長から報告してもらう場合
- 自分で報告する場合
がありますが、私が経験した2つの職場では師長が朝の申し送りで皆に伝えてくれました。
師長へ報告するときに、スタッフに公に言うタイミングや方法についても相談するといいです。
何といっても妊娠初期が一番辛く、不安定な時期です。
周囲のサポートにより体の負担を軽減できることが大切です。
その際も、
「体調不良でご迷惑をかけるかもしれません、すみません。」
と周囲を気遣う一言を忘れないようにしましょう。
安定期に入ってからの報告はおすすめしない
世間一般では安定期で公に報告することが多いです。
しかし、看護師という職業柄、体の負担を考えると
安定期まで報告しないのは個人的にはあまりおすすめしません。
それでも周囲へ気を遣ってあまり早い報告はしたくないという場合は、
遅くても安定期に入る頃には報告しましょう。
勤務表作成や、産休に入ってからの人員補充のこともあるためです。
妊娠報告後にマタニティハラスメントにあったら、逃げるが勝ち!
マタハラは男女雇用機会均等法や育児介護休業法という法律で禁止されています。
そのため被害に合った場合は法的手段を検討することもできるのです。
とはいえ、大ごとにはしたくない…
というのが本音だと思います。
- 信頼できる上司に相談
- 病院の相談窓口に相談する
- 退職や異動の検討
正直、上司や相談窓口に伝えて解決しているようなことなら、悩みませんよね。泣
一番伝えたいのは、わたし自身が経験した一番下の「退職や異動の検討」なのですが、、、
順を追って解説します。
信頼できる上司に相談する
師長が信頼できる人であれば、相談しましょう。
- マタハラをする人との一緒の勤務を避けてもらう
- 注意してもらう(関係悪化の可能性もあるのでよく相談の上)
- 自分orマタハラする人の異動の検討
といった対応ができるかもしれません。
病院の相談窓口に相談する
師長の理解がなく、病棟で相談できない時もあります。
その場合は、病院自体や組織にパワハラなどに対しての相談窓口を利用しましょう。
でも、、、
何度でも言ってしまいますが、
正直これらの方法で解決しているなら、みなさん悩んでなんていないはず。
わたし自身は「退職」を選びました。
いじめやマタハラが辛い時は退職も検討する
辛い場合は退職して逃げるべしです。
わたし自身が第一子妊娠後に、やむなく退職しました。
人員不足で妊婦への配慮どころではなく
仕事を続けることに不安を感じたためです。
しかし、退職後はお金の心配が残りますよね。
わたし自身がとても悩んだエピソードはこちらから↓
また、2回流産した身からするとあまりおすすめはできませんが、、、
体調が安定していれば看護師の単発バイトで一時的な収入を得ることも可能です。
どうしてもお金がピンチ!!!
という場合には検討するのもありでしょう。
妊娠中に単発バイトをするにあたり気をつけることがあります。
- かかりつけ医へ働いてよいか相談しておく
- 午前勤務や負担の少ない求人を選択する
- 体調不良のときは絶対に無理をしない
以下の求人は体の負担が少なく、半日勤務も多いため妊娠中でも入りやすいです。
- デイサービス
- 健診
- クリニック
わたしは妊娠していないときに単発バイトの経験もあります。
デイサービスで働きましたが、
午前勤務のみで体の負担も少ないものでした。
ただ、単発バイトは一度勤務すると伝えてしまうと急な休みが取れない場合もあります。
妊娠中に急な体調不良はつきものですから、やはりわたし個人的にはおすすめできないです、、、ごめんなさい、、、
出産後のことを考えても、
マタハラの横行するような所で働き続けるより
ママナースを大切にしてくれる所で働くことをおすすめします。
看護師は引く手数多なので退職してブランクがあったとしても大丈夫です。
わたしもすぐに再就職先を見つけられました。
退職に踏み切れなくても、情報収集で視野を広げておく
退職したら精神的にも身体的にも楽になります。
しかし、金銭的な不安から、退職に踏み切れないこともあります。
その場合は、
妊娠中に情報収集をしておくと、いざ退職・転職のときに安心です。
- 公的なナースセンターやハローワーク
- 民間の転職サイト
- 看護師の戦友の意見を聞く
ちまたで「看護師 転職」と検索すると、どうしても民間の転職サイトがたくさんヒットしてしまいます。
民間の転職サイトもいいサイト・いい人に当たればいいと思うのです。
でも、個人的おすすめは公的なハローワークや看護師の戦友の意見を聞くこと。
報酬にとらわれず、中立的な立場で意見してくれる人の話を聞くことが大切です!!
民間のサイトも良いところもあるので、
公的機関や戦友と併用するのが最強!
がわたしの結論です。
<後日談>
度重なる流産のあと第二子を妊娠し退職。
失業保険の延長手続きに行きました。
出産後に失業手当の受給手続きに行ったのでそのエピソードもこちらの記事で紹介します。
まとめ:早めの妊娠報告で自身や赤ちゃんを守ろう
わたしの看護師として働きながらの妊娠、出産、流産経験をもとに
- 早めの妊娠報告の必要性
- 報告後にマタハラで困った場合の対処法
について紹介しました。
妊娠初期は嬉しい反面不安がつきまといます。
周りを上手に頼りながら、無理ない生活ができるよう願っています。
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